日風開が8日ぶりに続落
マザーズ指数が4日続落、不動産関連の下げ厳しい=新興市場・6日
新興市場は逆行安。
マザーズ指数は4日続落となった。携帯コンテンツのZAPPがストップ高となったほか、直近IPO銘柄の一角は買われた。
日風開が8日ぶりに続落。
不動産流動化関連銘柄の値下がりも厳しい。
訴訟を提起されたCFIがストップ安、
強制捜査報道のオーエイチテは上場来安値。
2008年06月06日
2008年06月05日
5日後場の東京株式市場は、売り優勢後に下げ渋る流れ
5日後場の東京株式市場は、売り優勢後に下げ渋る流れ
平均株価は94円安と反落、不動産・資源関連など軟調=東京株式市場・5日後場
5日後場の東京株式市場は、売り優勢後に下げ渋る流れ。
平均株価は前日比94円45銭安の1万4341円12銭と反落したが、東証1部の騰落銘柄数で値上がり銘柄数が1014(値下がり590銘柄)となり、中小型株が広範囲に物色された。
シンガポール取引所(SGX)で225先物が弱含んだ動きを受け、後場寄りは売り優勢となる場面もあったが、下値では押し目買い意欲が強く、下げは限定的。
中盤以降は先物市場への買い戻しなども交え、下げ幅を縮小した。低位材料株を中心に個人投資家の循環物色が続いた上、香港・ハンセン指数のプラス転換や、朝方からドル高・円安に振れた為替市場も安心感を誘った。
市場からは、「海外勢の買い姿勢を背景に市場のムードが好転しており、きょうは反落したものの、目先的には戻りを試す展開が続くのではないか。
以前、日本から流れていた資金の逆流が起こっているようだ。ただ、来週末のSQ(特別清算指数)算出日近辺で調整入りする可能性がありそう。再来週に控える米大手金融機関の決算も懸念され、カンカンの強気にはなれない」(銀行系証券)との声が聞かれた。
東証1部の出来高は25億295万株。
売買代金は2兆6252億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=105円台後半(4日終値は1ドル=104円89銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中16業種が下落。
ランビジネス <8944> がストップ安比例配分となり、URBAN <8868> が値下がり率トップとなったほか、住友不 <8830> 、東建物 <8804> など不動産関連株が下げ基調。NY原油先物安を背景に、新日石 <5001> 、昭シェル <5002> など石油株や、国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> など資源開発株も軟調に推移した。三井物 <8031> 、三菱商 <8058> など商社株にも売りが継続した。
みずほ <8411> 、三菱UFJ <8306> 、住友信託 <8403> が下落。ファナック <6954> 、京セラ <6971> など値がさハイテク株も指数を押し下げた。個別では、電池関連のFDK <6955> 、NECトキン <6759> や、農業関連の丸山製 <6316> 、井関農 <6310> などが利益確定売りに押された。
半面、商船三井 <9104> 、新和海 <9110> など海運株が上昇。前日ストップ高のファストリテ <9983> や、7&iHD <3382> 、ダイエー <8263> など小売株にも物色が向かった。
JFE <5411> 、住金 <5405> など鉄鋼株も堅調。個別では、韓国レーザー加工機メーカーとの協業合意を発表したミヤチテクノ <6885> が大幅高となったほか、松尾橋 <5913> 、若築建 <1888> 、A&Aマテ <5391> など低位株が人気化した。
平均株価は94円安と反落、不動産・資源関連など軟調=東京株式市場・5日後場
5日後場の東京株式市場は、売り優勢後に下げ渋る流れ。
平均株価は前日比94円45銭安の1万4341円12銭と反落したが、東証1部の騰落銘柄数で値上がり銘柄数が1014(値下がり590銘柄)となり、中小型株が広範囲に物色された。
シンガポール取引所(SGX)で225先物が弱含んだ動きを受け、後場寄りは売り優勢となる場面もあったが、下値では押し目買い意欲が強く、下げは限定的。
中盤以降は先物市場への買い戻しなども交え、下げ幅を縮小した。低位材料株を中心に個人投資家の循環物色が続いた上、香港・ハンセン指数のプラス転換や、朝方からドル高・円安に振れた為替市場も安心感を誘った。
市場からは、「海外勢の買い姿勢を背景に市場のムードが好転しており、きょうは反落したものの、目先的には戻りを試す展開が続くのではないか。
以前、日本から流れていた資金の逆流が起こっているようだ。ただ、来週末のSQ(特別清算指数)算出日近辺で調整入りする可能性がありそう。再来週に控える米大手金融機関の決算も懸念され、カンカンの強気にはなれない」(銀行系証券)との声が聞かれた。
東証1部の出来高は25億295万株。
売買代金は2兆6252億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=105円台後半(4日終値は1ドル=104円89銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中16業種が下落。
ランビジネス <8944> がストップ安比例配分となり、URBAN <8868> が値下がり率トップとなったほか、住友不 <8830> 、東建物 <8804> など不動産関連株が下げ基調。NY原油先物安を背景に、新日石 <5001> 、昭シェル <5002> など石油株や、国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> など資源開発株も軟調に推移した。三井物 <8031> 、三菱商 <8058> など商社株にも売りが継続した。
みずほ <8411> 、三菱UFJ <8306> 、住友信託 <8403> が下落。ファナック <6954> 、京セラ <6971> など値がさハイテク株も指数を押し下げた。個別では、電池関連のFDK <6955> 、NECトキン <6759> や、農業関連の丸山製 <6316> 、井関農 <6310> などが利益確定売りに押された。
半面、商船三井 <9104> 、新和海 <9110> など海運株が上昇。前日ストップ高のファストリテ <9983> や、7&iHD <3382> 、ダイエー <8263> など小売株にも物色が向かった。
JFE <5411> 、住金 <5405> など鉄鋼株も堅調。個別では、韓国レーザー加工機メーカーとの協業合意を発表したミヤチテクノ <6885> が大幅高となったほか、松尾橋 <5913> 、若築建 <1888> 、A&Aマテ <5391> など低位株が人気化した。
好決算発表のビットアイル、アナリストリポートの第一精工が上伸
好決算発表のビットアイル、アナリストリポートの第一精工が上伸
マザーズ指数が3日続落、日風開は7日続伸=新興市場・5日
マザーズ指数が3日続落。
新興市場への買い意欲は低迷が続いており、
期待の環境関連銘柄も日風開が7日続伸となっている程度。
主力株が軟調で直近IPO銘柄にも急落が目立つ。
個別では
好決算発表のビットアイル、アナリストリポートの第一精工が上伸。
ソフトバンク系携帯電話販売店のベルパーク、
エスケーアイが買われた。
マザーズ指数が3日続落、日風開は7日続伸=新興市場・5日
マザーズ指数が3日続落。
新興市場への買い意欲は低迷が続いており、
期待の環境関連銘柄も日風開が7日続伸となっている程度。
主力株が軟調で直近IPO銘柄にも急落が目立つ。
個別では
好決算発表のビットアイル、アナリストリポートの第一精工が上伸。
ソフトバンク系携帯電話販売店のベルパーク、
エスケーアイが買われた。
4日後場の東京株式市場は 大幅反発に高値引け
4日後場の東京株式市場は 大幅反発に高値引け
平均株価は226円高と大幅反発に高値引け、TOPIXは新高値=東京株式市場・4日後場
4日後場の東京株式市場は、大引けにかけ買い気を増し、平均株価が前日比226円40銭高の1万4435円57銭と大幅反発に高値引け。
TOPIXも同23.03ポイント高の1430.47ポイントと高値引けし、年初来高値を更新した。
後場寄りはシンガポール取引所(SGX)で225先物買い優勢となった流れを受け、堅調展開。
先物市場で1万4400円以上に大口売り注文が観測され、やや伸び悩む場面もあったが、「国内外の年金資金やオイルマネーが国際優良株中心に買いを強めている」(米系証券)との指摘に加え、農業関連や電池関連などテーマ性のある銘柄に個人投資家などの買いが続き、下値は頑強。大引けにかけて、先物市場にも大口買いが入り、上値を追った。
市場からは、「需給環境が良好だ。銀行株に欧州系資金の流入が言われているほか、主力大型株にはオイルマネーも入っているのではないか。出遅れていた個人投資家も買い方の評価損が解消しつつあり、動きやすくなっている。平均株価は1万4500円水準がフシ目となりそうだが、循環物色が続くと見ている」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証1部の騰落銘柄数
は値上がり1370、値下がり278とほぼ全面高商状。
出来高は26億4415万株。売買代金は2兆7205億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=105円台前半(3日終値は1ドル=104円24銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中28業種が上昇。
ドル高・円安傾向を背景に外国人買い流入のホンダ <7267> が新高値を付け、トヨタ <7203> など自動車株が堅調。ブリヂス <5108> 、住友ゴム <5110> などタイヤ株も上げ基調。ゴールドマン証が投資判断「中立」に引き上げたオリックス <8591> が年初来高値を切り上げたほか、日興シティ証が投資評価「2H」(中立・高リスク)に引き上げたクレセゾン <8253> などノンバンク株も高い。
5月既存店売上高が好調だったファストリテ <9983> がストップ高比例配分となり、前場一時ストップ高に年初来高値を更新したバルス <2738> や、7&iHD <3382> 、サークルKS <3337> など小売株も大幅高。
三井住友 <8316> が年初来高値に顔合わせし、三菱UFJ <8306> 、みずほ <8411> など銀行株も堅調に推移した。個別では、食料・農業関連で、日東網 <3524> 、丸山製 <6316> 、コープケミ <4003> 、井関農 <6310> などが人気化。極洋 <1301> 、マルハニチロ <1334> 、東都水 <8038> 、ホウスイ <1352> など水産関連株も物色された。
半面、国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> など資源開発株が軟調。
ステンレス鋼管耐圧試験の不備で午後4時15分から社長会見と伝わった日新鋼 <5407> や、新日鉄 <5401> 、JFE <5411> など鉄鋼株もさえない。個別では、ゼファー <8882> が連日のストップ安ウリ気配。
テクモ <9650> は、人気ゲームソフトの開発を監督していた板垣氏による提訴を嫌気し、値下がり率トップのまま。CB発行による希薄化懸念からカシオ <6952> は平均株価マイナス寄与度ランキングトップとなった。
平均株価は226円高と大幅反発に高値引け、TOPIXは新高値=東京株式市場・4日後場
4日後場の東京株式市場は、大引けにかけ買い気を増し、平均株価が前日比226円40銭高の1万4435円57銭と大幅反発に高値引け。
TOPIXも同23.03ポイント高の1430.47ポイントと高値引けし、年初来高値を更新した。
後場寄りはシンガポール取引所(SGX)で225先物買い優勢となった流れを受け、堅調展開。
先物市場で1万4400円以上に大口売り注文が観測され、やや伸び悩む場面もあったが、「国内外の年金資金やオイルマネーが国際優良株中心に買いを強めている」(米系証券)との指摘に加え、農業関連や電池関連などテーマ性のある銘柄に個人投資家などの買いが続き、下値は頑強。大引けにかけて、先物市場にも大口買いが入り、上値を追った。
市場からは、「需給環境が良好だ。銀行株に欧州系資金の流入が言われているほか、主力大型株にはオイルマネーも入っているのではないか。出遅れていた個人投資家も買い方の評価損が解消しつつあり、動きやすくなっている。平均株価は1万4500円水準がフシ目となりそうだが、循環物色が続くと見ている」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証1部の騰落銘柄数
は値上がり1370、値下がり278とほぼ全面高商状。
出来高は26億4415万株。売買代金は2兆7205億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=105円台前半(3日終値は1ドル=104円24銭)で取引されている。
東証業種別株価指数では全33業種中28業種が上昇。
ドル高・円安傾向を背景に外国人買い流入のホンダ <7267> が新高値を付け、トヨタ <7203> など自動車株が堅調。ブリヂス <5108> 、住友ゴム <5110> などタイヤ株も上げ基調。ゴールドマン証が投資判断「中立」に引き上げたオリックス <8591> が年初来高値を切り上げたほか、日興シティ証が投資評価「2H」(中立・高リスク)に引き上げたクレセゾン <8253> などノンバンク株も高い。
5月既存店売上高が好調だったファストリテ <9983> がストップ高比例配分となり、前場一時ストップ高に年初来高値を更新したバルス <2738> や、7&iHD <3382> 、サークルKS <3337> など小売株も大幅高。
三井住友 <8316> が年初来高値に顔合わせし、三菱UFJ <8306> 、みずほ <8411> など銀行株も堅調に推移した。個別では、食料・農業関連で、日東網 <3524> 、丸山製 <6316> 、コープケミ <4003> 、井関農 <6310> などが人気化。極洋 <1301> 、マルハニチロ <1334> 、東都水 <8038> 、ホウスイ <1352> など水産関連株も物色された。
半面、国際帝石 <1605> 、石油資源 <1662> など資源開発株が軟調。
ステンレス鋼管耐圧試験の不備で午後4時15分から社長会見と伝わった日新鋼 <5407> や、新日鉄 <5401> 、JFE <5411> など鉄鋼株もさえない。個別では、ゼファー <8882> が連日のストップ安ウリ気配。
テクモ <9650> は、人気ゲームソフトの開発を監督していた板垣氏による提訴を嫌気し、値下がり率トップのまま。CB発行による希薄化懸念からカシオ <6952> は平均株価マイナス寄与度ランキングトップとなった。
2008年06月04日
石井表記 <6336> 年初来高値2920円を更新
石井表記 <6336> 年初来高値2920円を更新
セカンドベスト=石井表記――年初来高値を更新、今期連結経常利益は52.1%増見通し
石井表記 <6336> が3070円は180円高と5日続伸し、
5月13日に付けた年初来高値2920円を更新した。
今09年1月期は、液晶配向膜塗布装置の売上回復に加え、太陽電池用結晶系シリコンのスライス装置一式の拡大などで、連結経常利益は前期比52.1%増の31億4600万円と、連続最高益更新に弾みを付ける見通し。
「11年1月期の連結経常利益目標を44億6000万円、最終利益26億1700万円を目指す」と3月に公表済みで、中期展開力も大きい。
5日移動平均線と25日移動平均線とのミニゴールデンクロスを既に達成済みで、新値3本足が陽転したことで一段の上値が期待される展開。
06年6月に付けた高値3790円を目指す動き。
セカンドベスト=石井表記――年初来高値を更新、今期連結経常利益は52.1%増見通し
石井表記 <6336> が3070円は180円高と5日続伸し、
5月13日に付けた年初来高値2920円を更新した。
今09年1月期は、液晶配向膜塗布装置の売上回復に加え、太陽電池用結晶系シリコンのスライス装置一式の拡大などで、連結経常利益は前期比52.1%増の31億4600万円と、連続最高益更新に弾みを付ける見通し。
「11年1月期の連結経常利益目標を44億6000万円、最終利益26億1700万円を目指す」と3月に公表済みで、中期展開力も大きい。
5日移動平均線と25日移動平均線とのミニゴールデンクロスを既に達成済みで、新値3本足が陽転したことで一段の上値が期待される展開。
06年6月に付けた高値3790円を目指す動き。
4日前場の東京株式市場は、上値を試す展開
4日前場の東京株式市場は、上値を試す展開
平均株価は175円高と急反発、輸出株中心に物色広がる=東京株式市場・4日前場
4日前場の東京株式市場は、上値を試す展開。
平均株価は
前日比175円23銭高の1万4384円40銭と急反発した。
現地3日の米国株は続落したが、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)のドル安警戒発言によりドル高・円安に振れた為替動向が好感され、寄り付きから買いが先行。
自動車、ハイテクなど輸出株に物色が向かったほか、債券先物売り・株価指数先物買いの動きや、225先物に2500枚買いとの指摘も聞かれ、平均株価は一時178円高まで上げ幅を拡大した。
寄り前に財務省が発表した1〜3月期の法人企業統計で、全産業の設備投資額が前年同期比4.9%減の16兆8648億円と市場予想(同9.6%減)を上回ったことも、安心感を誘った。
市場からは、「債券から株式への資金流入があるうえ、時価総額の大きい主力株が買われ、指数を押し上げている。
先物主導の相場が続いているが、公的資金流入とのうわさも聞かれ、実需でも買いが入り始めているようだ。
上値に警戒感がある一方で、下値も堅く、リバウンドのチャンスは大きい」(三菱UFJ証券・投資ストラテジスト・山岸永幸氏)との声が聞かれた。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1294、値下がり313。出来高は12億336万株。売買代金は1兆2054億円。午前11時時点の東京外国為替市場は、1ドル=105円台前半(3日終値は1ドル=104円24銭)で取引されている。
ドル高・円安傾向を背景に、ホンダ <7267> 、トヨタ <7203> 、デンソー <6902> など自動車関連株が指数を押し上げ、住友ゴム <5110> 、ブリヂス <5108> などタイヤ株も買い優勢。
TDK <6762> 、ソニー <6758> など値がさハイテク株も上昇した。5月既存店売上高が好調だったファストリテ <9983> やバルス <2738> が一時ストップ高となるなど小売株も高い。
ゴールドマン証が投資判断「中立」に引き上げたオリックス <8591> や、三菱Uリース <8593> 、アコム <8572> などノンバンク株にも物色が向かった。
荏原 <6361> 、住友重 <6302> など機械株も堅調。個別では、電池関連のFDK <6955> が連日の年初来高値更新。農業関連として、日東網 <3524> 、コープケミ <4003> 、井関農 <6310> なども人気化した。株式新聞速報ニュース「10時の注目株」で取り上げたニチユ <7105> が大幅高となった。
半面、前日ストップ安比例配分となったゼファー <8882> がストップ安ウリ気配となったほか、ゼクス <8913> 、サンフロンテ <8934> など不動産関連株が下落。
JFE <5411> 、新日鉄 <5401> など鉄鋼株や、住友商 <8053> 、三菱商 <8058> など商社株も軟調に推移した。個別では、テクモ <9650> が、人気ゲームソフトの開発を監督していた板垣氏による提訴を嫌気し、値下がり率トップ。CB発行による希薄化懸念からカシオ <6952> が急落し、国内証券によるレーティング2段階引き下げが観測された山九 <9065> も売られた。
平均株価は175円高と急反発、輸出株中心に物色広がる=東京株式市場・4日前場
4日前場の東京株式市場は、上値を試す展開。
平均株価は
前日比175円23銭高の1万4384円40銭と急反発した。
現地3日の米国株は続落したが、バーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)のドル安警戒発言によりドル高・円安に振れた為替動向が好感され、寄り付きから買いが先行。
自動車、ハイテクなど輸出株に物色が向かったほか、債券先物売り・株価指数先物買いの動きや、225先物に2500枚買いとの指摘も聞かれ、平均株価は一時178円高まで上げ幅を拡大した。
寄り前に財務省が発表した1〜3月期の法人企業統計で、全産業の設備投資額が前年同期比4.9%減の16兆8648億円と市場予想(同9.6%減)を上回ったことも、安心感を誘った。
市場からは、「債券から株式への資金流入があるうえ、時価総額の大きい主力株が買われ、指数を押し上げている。
先物主導の相場が続いているが、公的資金流入とのうわさも聞かれ、実需でも買いが入り始めているようだ。
上値に警戒感がある一方で、下値も堅く、リバウンドのチャンスは大きい」(三菱UFJ証券・投資ストラテジスト・山岸永幸氏)との声が聞かれた。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1294、値下がり313。出来高は12億336万株。売買代金は1兆2054億円。午前11時時点の東京外国為替市場は、1ドル=105円台前半(3日終値は1ドル=104円24銭)で取引されている。
ドル高・円安傾向を背景に、ホンダ <7267> 、トヨタ <7203> 、デンソー <6902> など自動車関連株が指数を押し上げ、住友ゴム <5110> 、ブリヂス <5108> などタイヤ株も買い優勢。
TDK <6762> 、ソニー <6758> など値がさハイテク株も上昇した。5月既存店売上高が好調だったファストリテ <9983> やバルス <2738> が一時ストップ高となるなど小売株も高い。
ゴールドマン証が投資判断「中立」に引き上げたオリックス <8591> や、三菱Uリース <8593> 、アコム <8572> などノンバンク株にも物色が向かった。
荏原 <6361> 、住友重 <6302> など機械株も堅調。個別では、電池関連のFDK <6955> が連日の年初来高値更新。農業関連として、日東網 <3524> 、コープケミ <4003> 、井関農 <6310> なども人気化した。株式新聞速報ニュース「10時の注目株」で取り上げたニチユ <7105> が大幅高となった。
半面、前日ストップ安比例配分となったゼファー <8882> がストップ安ウリ気配となったほか、ゼクス <8913> 、サンフロンテ <8934> など不動産関連株が下落。
JFE <5411> 、新日鉄 <5401> など鉄鋼株や、住友商 <8053> 、三菱商 <8058> など商社株も軟調に推移した。個別では、テクモ <9650> が、人気ゲームソフトの開発を監督していた板垣氏による提訴を嫌気し、値下がり率トップ。CB発行による希薄化懸念からカシオ <6952> が急落し、国内証券によるレーティング2段階引き下げが観測された山九 <9065> も売られた。
環境関連の日風開が6日続伸
環境関連の日風開が6日続伸
マザーズ指数が続落、引き続き方向感なく
指数もまちまち=新興市場・4日
マザーズ指数が続落。
新興市場全般は引き続き方向感がなく、
指数もまちまち。主力株が堅調なヘラクレス総合は反発した。
目先資金は
SMSなどの直近IPO銘柄や、ジャスダックの低位株に集中。
個別では環境関連の日風開が6日続伸し、食糧サミット関連のカネコ種が連日の高値。
不祥事が発覚したJDCは大幅安。
マザーズ指数が続落、引き続き方向感なく
指数もまちまち=新興市場・4日
マザーズ指数が続落。
新興市場全般は引き続き方向感がなく、
指数もまちまち。主力株が堅調なヘラクレス総合は反発した。
目先資金は
SMSなどの直近IPO銘柄や、ジャスダックの低位株に集中。
個別では環境関連の日風開が6日続伸し、食糧サミット関連のカネコ種が連日の高値。
不祥事が発覚したJDCは大幅安。
2008年06月03日
3日後場の東京株式市場は、一段安
3日後場の東京株式市場は、一段安
平均株価は230円安と4日ぶり大幅反落、米リーマン赤字拡大報道を警戒し一段安=東京株式市場・3日後場
3日後場の東京株式市場は、一段安。
平均株価は前日比230円97銭安の1万4209円17銭と4日ぶりに大幅反落した。
米リーマン・ブラザーズの赤字拡大報道を警戒し、売りが広がった。
東証業種別株価指数では全33業種が下落し、東証1部の騰落銘柄数は値下がり1422(値上がりは229)と全体の82%強に達し、全面安商状となった。
後場寄りに下げ渋る場面があったが、米ウォールストリート・ジャーナル紙電子版が日本時間午後1時8分に、米リーマンの増資検討を背景に同社の四半期決算の赤字幅が市場予想を上回る可能性があると報じ、「信用収縮懸念の再燃が意識された」(外資系証券)ことで下げ幅を拡大。
同報道を受け、為替市場がドル安・円高方向に振れたほか、債券先物買い・株価指数先物売りの動きもあり、平均株価は一時312円安まで下落した。大引けにかけ、切り返しに転じたが、戻りは限定された。
市場からは、「利益確定売りのタイミングの中で、リーマンの赤字拡大の話が金融セクターへの警戒感を強めた。
ただ、リーマンは以前から金融資産に対する評価が甘いと言われており、報道の影響は個別にとどまるのではないか。
金融機関に対する格下げが相次げば信用収縮が再燃する可能性があるが、現時点では日本株(平均株価)は1万4000円台での値固めの動きが続いていると見ている」(大和証券SMBC・グローバル・プロダクト企画部・高橋和宏部長)との声が聞かれた。
東証1部の出来高は22億8073万株。売買代金は2兆7595億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=104円台前半(2日終値は1ドル=105円08銭)で取引されている。
商船三井 <9104> 、第一中汽 <9132> など海運株が下げ基調を強め、業種別値下がり率トップ。ゼファー <8882> が連日のストップ安比例配分となったほか、野村不HD <3231> 、東建物 <8804> など不動産株にも売りが継続した。
クレディスイス証が投資判断「ニュートラル」(中立)に引き下げた鹿島 <1812> 、大成建 <1801> など建設株も軟調。
ドル安・円高を背景に、
ホンダ <7267> 、スズキ <7269> など自動車株も下押した。
野村証が投資判断「3」(中立)に引き下げた東エレク <8035> や、キヤノン <7751> 、TDK <6762> など値がさハイテク株も指数を押し下げた。
個別では、職安法違反ほう助の疑いで子会社の
従業員3名が逮捕されたグッドウィル <4723> が一段安となった。
半面、個別で、エネサーブ <6519> (監理)がTOB(株式公開買い付け)価格609円にサヤ寄せし、ストップ高比例配分。
電池関連銘柄が人気化し、FDK <6955> 、古河電池 <6937> がともにストップ高となり、新値追い。
ステラケミフ <4109> 、NECトキン <6759> 、GSユアサ <6674> なども大幅高となった。
平均株価は230円安と4日ぶり大幅反落、米リーマン赤字拡大報道を警戒し一段安=東京株式市場・3日後場
3日後場の東京株式市場は、一段安。
平均株価は前日比230円97銭安の1万4209円17銭と4日ぶりに大幅反落した。
米リーマン・ブラザーズの赤字拡大報道を警戒し、売りが広がった。
東証業種別株価指数では全33業種が下落し、東証1部の騰落銘柄数は値下がり1422(値上がりは229)と全体の82%強に達し、全面安商状となった。
後場寄りに下げ渋る場面があったが、米ウォールストリート・ジャーナル紙電子版が日本時間午後1時8分に、米リーマンの増資検討を背景に同社の四半期決算の赤字幅が市場予想を上回る可能性があると報じ、「信用収縮懸念の再燃が意識された」(外資系証券)ことで下げ幅を拡大。
同報道を受け、為替市場がドル安・円高方向に振れたほか、債券先物買い・株価指数先物売りの動きもあり、平均株価は一時312円安まで下落した。大引けにかけ、切り返しに転じたが、戻りは限定された。
市場からは、「利益確定売りのタイミングの中で、リーマンの赤字拡大の話が金融セクターへの警戒感を強めた。
ただ、リーマンは以前から金融資産に対する評価が甘いと言われており、報道の影響は個別にとどまるのではないか。
金融機関に対する格下げが相次げば信用収縮が再燃する可能性があるが、現時点では日本株(平均株価)は1万4000円台での値固めの動きが続いていると見ている」(大和証券SMBC・グローバル・プロダクト企画部・高橋和宏部長)との声が聞かれた。
東証1部の出来高は22億8073万株。売買代金は2兆7595億円。午後3時時点の東京外国為替市場は、1ドル=104円台前半(2日終値は1ドル=105円08銭)で取引されている。
商船三井 <9104> 、第一中汽 <9132> など海運株が下げ基調を強め、業種別値下がり率トップ。ゼファー <8882> が連日のストップ安比例配分となったほか、野村不HD <3231> 、東建物 <8804> など不動産株にも売りが継続した。
クレディスイス証が投資判断「ニュートラル」(中立)に引き下げた鹿島 <1812> 、大成建 <1801> など建設株も軟調。
ドル安・円高を背景に、
ホンダ <7267> 、スズキ <7269> など自動車株も下押した。
野村証が投資判断「3」(中立)に引き下げた東エレク <8035> や、キヤノン <7751> 、TDK <6762> など値がさハイテク株も指数を押し下げた。
個別では、職安法違反ほう助の疑いで子会社の
従業員3名が逮捕されたグッドウィル <4723> が一段安となった。
半面、個別で、エネサーブ <6519> (監理)がTOB(株式公開買い付け)価格609円にサヤ寄せし、ストップ高比例配分。
電池関連銘柄が人気化し、FDK <6955> 、古河電池 <6937> がともにストップ高となり、新値追い。
ステラケミフ <4109> 、NECトキン <6759> 、GSユアサ <6674> なども大幅高となった。
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